2016年6月1日水曜日

『親鸞 完結篇(上)』(五木寛之)読みました。


夢はたいてい
シュールなものですが、
先日見たのも、
現実にはあり得ない場面でした。

なぜかぼくは、
長靴を買いに来ています。

店員さんが、
ぼくに合うサイズを
店の奥から何個も何個も
引っ張り出してくるのですが、
どれも合わない。

長靴が大きすぎるんです。

とはいえ、
ぼくが店員さんに告げた
自分のサイズは59センチ。

んで、
出てくるヤツはみんな
70センチとか80センチとか
100を超すのもたくさん。
(長靴の高さじゃないですよ底の大きさ)

そこではデカすぎるなんて
夢にも思ってません。
(現実世界のぼくの足は28センチ)

店員さんは、
箱に書かれているサイズを確認せずに、
次々と長靴を取り出し、
ぼくに試し履きさせようとします。

いい加減うんざりしてきたぼくは、

「もう長靴がつまらなくなってきました。
 面白くないので帰ります」

と、なんかずれてる物言いをする。

それを聞いた店員さんは慌てて、
そばにあった113センチの長靴を
おもむろに抱えると、

その脇についていたボタンを押しました。

すると、
長靴の側面にパソコンのキーボードが
もっこりと出てきたんです。

「わー、面白いじゃないですか!」

とぼくは飛びつき、
サイズの合わない長靴を
購入しようとお金を出したところで、
目が覚めた、と。

で、この『親鸞 完結編(上)』。

付け足すものが面白ければ、
真面目すぎて堅そうだと思いがちな題材でも、
立派に「わー面白いじゃないですか!」
と感じられます。



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