ツイッターの140文字の
つぶやきが流れる
タイムラインで見かけた、
あの淀川長治先生についていの
エピソードです。
(誰のつぶやきだったかは忘れました。
検索すると出てくるかな。
でも、面倒なので記憶だけで書きます)
劇場で年間数百本も観る
という映画青年が、
淀川さんに、
そのことを少し誇らしげに
話したそうです。
すると、淀川さんは
「そんなに観たって仕方ないでしょ」
と青年をたしなめた。
「あれやこれやの雑多な映画を
たくさん観るヒマがあったら、
これだって思う名作を何度も観なさい。
新しい作品を観るのは
[何度も観る映画]を探すためよ」
記憶を頼りに書いているので、
正確じゃないかもしれませんが、
大意はそんな感じです。
[何度も観る映画]か。
なるほどね、と思いました。
好みのジャンルも何もあったもんじゃなく、
それこそ雑多に
本をあさっているぼくには、
感慨深いお言葉でした。
で、この『虚言少年』。
なんとこの感想文もどきのコーナーに
3回目の登場です。
前は単行本で読んだのですが、
文庫化されていることを知り
入手して再読。
いやいや、
ぼくにも[何度も読む本]があったんです。
これで淀川さんに顔向けできるかな。
……でもなぁ。
馬鹿な小学生がオナラのことで
笑い転げてるような内容なんだよな。
(カバーの惹句には
「馬鹿さと笑いに満ちた日々を描く7編」
って書いてあるし)
読むのは1回だけでいい気もするけど。
……たぶん近い将来、また読みます。
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