2020年3月31日火曜日

『あかんべえ(上)』(宮部みゆき)読みました。


いつも使うジュンク堂って本屋さんは
hontoという電子書籍なんかの連動した
マルチサービスを取り入れていて、
ポイントがついたり、
オススメ書籍のメルマガとかを
送ってきたりと、
いろいろお客にアプローチしています。

ぼくの感覚では、
毎日10通以上のメールが届いていて、
そんなんだからソフトが勘違いして
迷惑ボックスに振り分けることも
たびたびです。

見逃したくない作家さんの
新刊情報なんかもあるから、
ありがたいことはありがたいんですが、
ただ、この前も言ったけど、
今使っているパソコンの調子が
変になっていて、
たくさんのメールを受けると、
表示がノロノロになっちゃうんです。

件名とか差出人とかは
到着後すぐ受信リストに出てくるんですが、
それを選択して本文を読もうとすると、
それが駄目。

普通なら件名クリック後、
本文は下に瞬時に表示されるはずなのに、
ゆうに数十秒かかったりする。

れを待ちきれず、
「もういい」とか言って、
本文を表示させないまま、
削除ボタンを押す日々が続いています。

で、この『あかんべえ(上)』。

時代物なら宮部さんのもいいですね。
現代劇はどんな評判も受け入れず、
すぐ削除ボタンを押していたような
感じだったんですが、
時代物ならありかな。
でも下巻読んでから判断しよっと。





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2020年3月26日木曜日

『小説の神様』(相沢沙呼)読みました。


最近パソコンの調子が変で、
キーボードを叩いた瞬間とか、
なにかのボタンを
クリックした直後とかに、
いきなり画面が真っ黒になって
「えっ、なに?」と思う間もなく、
白抜き文字が表示され、

「問題が発生したため
 システムを終了しました」

とかって言われるんです。

作業中のファイルは
小まめに保存しているので、
電源を入れ直して、
もう一度開くことができれば、
それほど被害はないのだけれど、
心臓によくありません。

それにパソコンが起動するにも
結構な時間がかかるので、
イライラ指数は上昇します。

だから、雑誌に載っていた
「パソコンが
 おかしくなったときには
 こうしましょう」
って方法を試してみたんです。

なにやら、
電源ボタンを入れた直後に
シフトキーを押したままにして、
起動中を示すインジケーター
(って言うんでしたっけ。
 明かりが徐々に伸びていって
 あとどれくらいで終わるか
 何となくわかる進捗状況
 表示バーのことです)
が出たら指を離す。

セーフモードとかいう操作らしく、
これをすれば
マシンがリフレッシュするから、
不具合はなくなるとか。

で、この『小説の神様』。

セーフモードやった後は、
うんなるほど、軽快に動いてます。
よかった。
この本を読んだ後のぼくみたいな感じです。





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2020年3月24日火曜日

『ミレニアム6 死すべき女(下)』(ダヴィド・ラーゲンクランツ)読みました。


今のスマホにしてから
まだ3年ほどしかたっていない
はずなんですが、
電池の挙動がおかしくなっています。

ときどき表示される
1日の画面表示時間
(っていうんでしょうか、
 つまりは眺めながら使っている時間)
の平均は十数分でしかないのに、

開けてみると、
フル充電の状態だったのが
5%しかなかったり、

かと思えば2日くらい充電を忘れて
ヤバいと気づき表示を見ると
7割がた残っていたり。

3年ほどというのが
スマホの寿命なのかな、
ってそんなに短いんですか、
なんなのよと、
検索してみると、
なにやら電池の消耗を
少なくする方法とかが
山ほど載っていて、
やっぱりそんなもんなんだろうなと
諦めたりしています。

ネットにあった電池長持ちノウハウで
よく見かけたのが、
充電しながら使うのは駄目って教えです。

使用中はどうしても熱を発するので、
温度が高くなった状態で、
バッテリーに電気を送り続けると
劣化を早めるんだとか。

何かを受け入れるには、
頭の中を冷静にしておかないといけない
という人間みたいなもんですか。

で、この『ミレニアム6 死すべき女(下)』。

もう少し頭の中を冷静にしてから
読むべきだと反省しました。





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2020年3月19日木曜日

『medium 霊媒探偵 城塚翡翠』(相沢沙呼)読みました。


今はアポ電とかいって、
電話で家に現金があるかどうかを確かめ、
あれば押し入る、
とかったひねりのないヤツが
出てきていると聞いたけど、

もっと複雑な劇場型で、
「それは高齢者じゃなくても騙されるよ」
と思える巧妙な手口も
まだまだ廃れてないようですね。

ぼくが聞いたのには、
こんなのがありました。

警察を装いオレオレしてきて
「個人情報の流出で、
 偽造キャッシュカードがつくられ、
 あなたの口座も被害に遭う可能性が
 あるから気をつけてください」
と電話がかかる。

そのときは注意喚起だけで、
別に何を要求するわけじゃない。

でも後日、今度は銀行を装い
「やはりあなたの口座情報が漏れていた。
 申し訳ございません。
 もし被害があれば補償します」
と誤りの電話。

それから何回か人を変えて連絡をとり、
今使っているカードや通帳を
返却してほしいなどの流れにもっていかれ、
あれよあれよの間に、
パスワードとともに送ったりしちゃう。

よくは知らないけど、
そういうのにもやっぱり筋書きを
書く人がいるんでしょうね。

そのショッカー的集団の
専属シナリオライターも、
いかにリアリティのあるストーリーを
つくるかが勝負なんだろうな。

でもそれは
騙して悲しませるものなんですよね。
そうじゃなく、
小説にすれば、騙せば騙すほど、
喜んでもらえるのになあ。

で、この『medium 霊媒探偵 城塚翡翠』。

この本みたいにね。
だから言います。
騙してくれてありがとう。





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2020年3月17日火曜日

『大名倒産(下)』(浅田次郎)読みました。


年をとるにつれて、
気温が低くなる季節に、
指先がカサカサになって
ヒビ割れるようになってきました。

若いときはそんなことはなかった
ように思うのですが、
ここ10年ほどは毎年悩まされています。

一時はクリームを塗ったりして
対処していたんですが、
あれを塗るとベタベタになって
パソコンのキーボードが
うまく使えなかったりするので、
少しの間試しただけで、
それもやめちゃいました。

ヒビ割れが起きたときの処置方法は、
ひたすら我慢です。
(足をくじいたとか、
 風邪っぽくなったとか、
 何らかの症状を発したときの
 ぼくの定番対処法)

テレビのCMで
接着剤のような液体をつけて
傷口を塞ぐ軟膏が紹介されていて、
良さそうかなと思ったりしたけど、
それもまだ試していません。

そうこうするうちに、
このヒビ割れは、手を洗った後、
よく拭かずに湿った状態にしておくと
必ず発生することを発見したんです。

発見後は、
トイレに行ったり、弁当箱を洗ったり、
風呂から出たりしたときには、
何よりも先に指を拭くようになりました。

そして、なんとなんと驚くなかれ、
そうするようになってから、
ヒビ割れが激減しているんです。
でも、1週間に一度は拭くのを忘れ、
割れ割れちゃんが、こんにちはしてきます。

で、この『大名倒産(下)』。

面白かったです。





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2020年3月13日金曜日

『ミレニアム6 死すべき女(上)』(ダヴィド・ラーゲンクランツ)読みました。


確かレイモンド・カーヴァーさんの
エピソードだったと思うんですが、
間違っていたらごめんなさい。

若い作家が、カーヴァーさんに
最近発表した作品について、
言い訳っぽく言ったそうです。

「なんだかんだでせっつかれしまい
 妥協してしまいました。
 もう少し時間があったら
 もっといい作品になったハズなんです」

それを聞いたカーヴァーさんは、
意味がわからないという感じの表情をして
「それなら、なんで作家なんかやってるんだ」
と返したとか。

作品に対して何かしらの違和感があったら、
それはまだできていないってことで、
そんなものは発表するハズがない、
作家を名乗っている以上
そんなことするハズがない、
と思っていたのかな。

というより、
自分が満足できるモノを
つくるのが作家であって、
その作業が面白いからやっていて、
なぜにその面白い部分を省略しちゃうんだ、
「君は君が面白いと思うことを
 しているんじゃないの」
って言いたかったのかな。

で、この『ミレニアム6 死すべき女(上)』。

これから下巻に進むので、
まだ全体の感想は言えないのですが、
これまでのシリーズ5作品にあった
内容の詰まり具合からすると、
密度が低い感じがしました。
時間がなかったのかな、
などと思ったらカーヴァーさんの
(じゃないかもしれないけど)
エピソードが浮かんだ次第。





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2020年3月11日水曜日

『みんなにお金を配ったら』(アニー・ローリー)読みました。


人の発言(本もその一つだろうけど)に
対するぼくの感じ方を分析してみると、

その発言が万人から見て正しい内容でも、
発している口調が強いと、
「ええーなんか違うんじゃない」とか
「本当は裏がありそれはタテマエでしょ」とか
ってとらえてしまうようです。
傾向としてね。

自信なさげな科学者が
「これこれこういう統計数値や
 実験結果が出ているので、
 この病原体について
 世界規模で押さえ込む活動を
 始めるのが懸命です」
と言われると、
うんうんうなずけるけれど、

同じことを強面の政治家が
「すでにこれこれこういう結果が出てる。
 病原体を封鎖する措置を
 始めなければならない」
とツバ飛ばして言われると
「なんだかな」と思ってしまう。

同じことを言っているんですけどね。

あ、でも、
少し前の総理だった小泉さんのときは、
いくら強めの発言でも、
うんうんと受け入れていた気がする。
結局、ぼくの感じ方は、
一貫性はなしで、
分析には値しないふにゃふにゃ精神
だという結論が、以上の考察から得られました。

で、この『みんなにお金を配ったら』。

内容には納得できました。
でも、口調が強かったな(小泉さん的でなく)。





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2020年3月5日木曜日

『大名倒産(上)』(浅田次郎)読みました。


話題になっているとか、
評判がいいとか聞きつけて読んでみて、
「ああ、この作家さんは
 自分には合わない」
と思ったのをすっかり忘れ、

どえらいベストセラーだよとか、
面白すぎて止まらなくなり
デートもすっぽかしちゃったとかを
またぞろ聞きつけて読んでみて、
「ああ、この作家さんだった。
 前に合わないって思ったじゃん、
 学習しろよ」
と自分に突っ込みを入れるシーンが、
過去に何度もありました。

名前を出して恐縮だけど、
そう感じた作家さんの一人に
宮部みゆきさんがいます。

でも最近思うのですが、
宮部さんは時代モノも
たくさん書いているのに、
そっち方面は1冊も読んでない。
もしかしたら、ジャンルが違えば、
感じ方も違うかも。面白く読めるかも。

で、この『大名倒産(上)』。

全部が全部の時代物が
面白いわけじゃないけど、
こういう本を読むと、
合わないと思っていた作家さんでも、
時代ジャンルにするだけで
のめり込めるかもしれないと
思ってしまったり。





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2020年3月3日火曜日

『白銀の墟 玄の月(4)十二国記』(小野不由美)読みました。


お昼休み、帰宅時のバス車中、就寝前と
3箇所でそれぞれ違う本を読むという習慣は、
自分でもうんざりするほど何度も
ここに書きました。

その中で、
一番間隔が空く可能性があるのは
バス車中です。

土日も仕事に追われるダラダラ野郎なので、
会社には毎日のように来て、
当然昼休みは毎日あるから、
その時間が削られることはありません。

かといって徹夜で仕事をするもの体力が続かず、
当然毎日就寝前の時間はあり、
それも日が空くことはありません。

問題は残りのバス車中。
帰宅には大抵、バスを使うのですが、
そうでないときもポツポツとあるんです。

翌日に自転車で出社したいときに、
会社に置いてあるチャリに乗って帰るとか。
多いときには週の半分くらいになったりする。

そうすると、バス読書の間隔が空きます。
そこで読んでいる本が、
途中のままリュックサックの中で
次に開かれるのを待っている。

そこで困るのは、
ぼくのへなちょこ記憶力が、
それまでの本の内容を
頭の中にためおいてくれないことなんです。

で、この『白銀の墟 玄の月(4)十二国記』。

バスじゃなく、ほかの場所で読めばよかった。
登場人物の誰が誰だか
わからなくなっちゃいました。
でも、面白いよ。





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