このブログでは何度も紹介していますが、
ぼくが本を読む場所は、
会社(昼休み)
バス(帰宅時)
寝床(就寝前) の3カ所です。
それぞれの場所で、
違う種類の本を同時並行で読んでいます。
このうち一番過酷な読書環境は
バスだと思っています。
乗っている時間が十数分と短いし、
車内アナウンスや他の乗客の世間話
などの音声情報が頭に入り込んでくるから。
文字を追っていても、いつのまにか
「今日は暑かったですね」
という見知らぬ人同士の会話に
「ホント暑かったよね」
などと脳内で答えていて、
どの行を読んでいたのか行方不明になる。
それに週末は
バスを使わないで帰る(自転車帰宅)ことも多く、
そうなると日が空くので、
長編の物語だと、続きの内容を忘れちゃう。
たまに登場する脇役に
「えっ、コレ誰だっけ?」みたいな。
で、この『鬼平犯科帳〈5〉』。
過酷な環境のバス読書に最適でした。
出てくる人は同じだけど、
お話は30ページくらいで区切れる短編集。
バス帰宅の一回分で一話が読めるので、
続きを覚えてなくても大丈夫。
さらに、
余計な音声情報も気にならないほど面白い。
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら。
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