2015年7月15日水曜日

『ハトはなぜ首を振って歩くのか』(藤田祐樹)読みました。

仕事の打ち合せのとき、
たわいもない雑談になりました。

どういう流れからそうなったのかは忘れたけど、
話題は、なぜか「ヤンキー座り」。

ぼくの学生時代は普通に言っていたけど、
今でも死語ではないですよね「ヤンキー座り」。
別名「うんこ座り」とも言います。

つま先からかかとまで
足の裏全体を地面にべったりとつけ、
ヒザを折って、お尻が地面すれすれの位置にくる、
そんな、しゃがみ方。

和式のトイレでいたすときとか、
野球のキャッチャーの姿勢です。

昔は、道ばたでヤンキー座りをしている
トッポイ兄ちゃんたちをよく見かけた。
けど、最近見なくなりましたね……
って感じの雑談でした。

で、ぼくはこの話題になると
必ずカミングアウトする秘密があるんです。

「ぼく、ヤンキー座りができないんです。
 かかとをつけると、後ろに倒れちゃう。
 だからしゃがむときには常につま先立ちです。
 〈立ち〉ではないんですけどね」

で、この『ハトはなぜ首を振って歩くのか』。

動物園とかでペンギンが直立している姿を見ますが、
あれはヤンキー座りしている姿勢なんだそうです。
歩くときもその姿勢のままだから、
よたよたぎこちない感じなんだとか。
ぼくはとてもペンギンにはなれないな
……なんてことや、あんなこと、こんなこと、
到底日常生活には役に立たないような
とんでもなく面白いことを
たくさん教えてくれた本でした。


岩波科学ライブラリー ハトはなぜ首を振って歩くのか
藤田 祐樹
岩波書店
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