2015年7月10日金曜日

『戦中派不戦日記』(山田風太郎)読みました。

今はチームでやるスポーツ、
もしくは誰か相手と対戦するスポーツは、
ほとんどやらなくなっちゃいました。

もっぱら、
一人で黙々と走るとか泳ぐとかだけ。

そもそも、どっちかが勝って、
もう一方は負けるっていう決まり事が、
そんなに好きじゃないんだと思います。
(何をしても負けてばかりだからだろうけど)

とはいえ、昔はやってました。

好き嫌いにかかわらず、
学校では運動会とか球技大会とかあるし、
部活動でやっていたバドミントンも
勝ち負け決めなきゃゲームにならないし。

しかも一度やり始めると、
「好きじゃない」って思っていた気持ちは
どっかにすっ飛んで、
「1組には絶対勝つ!」とか
「死んでも関東大会出る!」とか、
あきれるほどのめり込んじゃう。

目標が達成できたときには歓喜、狂喜の有頂天。
途中で負けちゃうと
頭が地面にもぐり込むほどうなだれて、
数日間ぼーっと状態から抜けられない。
両極端の感情を、どちらも欲しとは思わないけど、
いつの間にか、はまってる。

そんなにはまっちゃうものは、
目の前に出さないで欲しいんですよね。ぼくは。

で、この『戦中派不戦日記』。

はまりたくないけど、
この本にある状況(時代)だったら、
はまっちゃうんだろうな。ぼくも。


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山田 風太郎
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