2015年7月31日金曜日

『鬼平犯科帳〈5〉』(池波正太郎)読みました。

このブログでは何度も紹介していますが、
ぼくが本を読む場所は、
会社(昼休み)
バス(帰宅時)
寝床(就寝前) の3カ所です。

それぞれの場所で、
違う種類の本を同時並行で読んでいます。

このうち一番過酷な読書環境は
バスだと思っています。

乗っている時間が十数分と短いし、
車内アナウンスや他の乗客の世間話
などの音声情報が頭に入り込んでくるから。

文字を追っていても、いつのまにか
「今日は暑かったですね」
という見知らぬ人同士の会話に
「ホント暑かったよね」
などと脳内で答えていて、
どの行を読んでいたのか行方不明になる。

それに週末は
バスを使わないで帰る(自転車帰宅)ことも多く、
そうなると日が空くので、
長編の物語だと、続きの内容を忘れちゃう。
たまに登場する脇役に
「えっ、コレ誰だっけ?」みたいな。

で、この『鬼平犯科帳〈5〉』。

過酷な環境のバス読書に最適でした。
出てくる人は同じだけど、
お話は30ページくらいで区切れる短編集。
バス帰宅の一回分で一話が読めるので、
続きを覚えてなくても大丈夫。
さらに、
余計な音声情報も気にならないほど面白い。


鬼平犯科帳〈5〉 (文春文庫)
池波 正太郎
文藝春秋
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