2023年11月30日木曜日

『重力のからくり』(山田克哉)読みました。


よせばいいのに
「なんだか知りたいな、面白そうだな」と
数学系とか物理系とかの読み物に手を出して、

そういうのの中に
「こういうときは微分をするんです」
みたいなことが、ちょこちょこと出てきて、

「微分?なんで細かくしなきゃいけないんだ」と
頭の中に、はてなマークが山盛りになり、

パソコン辞書の検索窓に
「微分」って打ち込んでみると
「ある関数の導関数を求めること」なんて出てきて、

山盛りだったあのマークが、
耳の穴からこぼれ落ちてくるようになり、
もう考えるのはやめようと決意して
頭中領土のみならず排他的脳内水域からも
追い出してから結構な年月がたち、
やっと忘れかけていた頃、

雑誌だっかか新聞だったかネットだったか
よく覚えていないけど、なんかの図書紹介の記事で
『文系のためのめっちゃやさしい微分積分』
という書名が目に入り、

「おっ、もしや、これなら、はてなマーク攻撃も
 ひょひょいとかわせるようになるんじゃないか」
と安直に飛びつき、

読んでみたら、
まあ、その読んでる最中は、ぼんやりかすかに
ギラギラの大都会の夜空を見上げたときに
うっすらちらつく星くらいには
理解視力が及ぶようになって、

うん、それならばとそのシリーズの
『文系のためのめっちゃやさしい三角関数』
ってのに手を出して
「いや失敗だったな、でも次は、
 対数ってのを読んでみようかな」
と思ったのでした。

でも、なぜか対数やめて、
この『重力のからくり』にしちゃった。

対数にしときゃよかったです。




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2023年11月28日火曜日

『777 トリプルセブン』(伊坂幸太郎)読みました。


あくびを連発しながら
3行読み進むごとに
残りのページ数を確認して
「ふーっ、まだそんなあんの」
なんてつぶやきつつこなす本よりも、

「かー面白れー」とわくわくの連続で
読了できるもののほうが
いいに決まってます。

決まってるんですが、
1点だけためらう要素があるんです。

ほかでもない保管のこと。
好みに合わなかった作品なら
迷いなく、やがてブックオフ行きになる
本棚右側最下段の
俗にドナドナスペースと呼ばれる場所へ
直行できるのですが、

オモロかったヤツは取っといて
いずれは再読したいとか思っちゃうわけです。
でもね。
ぱんぱんなんです。うちのその保管場所。

で、この『777 トリプルセブン』。

仕方ない、何とか横積みで押し込もうっと。




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2023年11月21日火曜日

『不連続殺人事件』(坂口安吾)読みました。


年に1回ほど高校時代の同期が集まって
同窓会を開いています。

コロナがあって数年はできなかったんですが、
この前やっと解禁になり、
80人ほどが母校近くの居酒屋に集まりました。

店のつくりが大人数仕様になっておらず、
みんながどんなにくっつき合っても、
カメラマン(お店の人)が
壁に穴が開くほど後ろに下がっても、
全員がおさまるような集合写真がうまく撮れず、
しょうがないから
小分け集団の何枚かを後日合成しようって、
ちと笑えるトラブルもあったりした会でした。
(今回はなぜかみんなの情熱が
 集合写真は絶対マストに傾いていた)

そんな大掛かりな、みんな参加飲み会は
年に1度なんだけど、
やろうぜと事を運ぶ幹事仲間の十数人とは、
事前打ち合わせや事後反省会と称して
ちょこちょこ飲んでるんです。

そこでは使いっぱのぼくが、
その同期会のホームページ更新を言い渡されていて、
集合写真撮れなかったけど楽しかったねとか、
次回はいついつどこどこでやりますとか、
いま幹事仲間が画策しながら飲んでます、
なんてお知らせをつらつらとアップしているんです。

でもそれが、
いろんなもの(主に怠け癖)に邪魔されて、
前回報告の投稿を1カ月以上やってなかったんです。
(つい先日やっと済ませました)
関係者の皆さん、申し訳ございませんでした。

で、この『不連続殺人事件』。

これ書いてる今、
この作品の読了から1カ月以上たっちゃいました。
なので内容おぼろげで、
本と無関係の話になっちゃいました。
(今日やっと済ませられました)





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2023年11月14日火曜日

『超新星紀元』(劉慈欣)読みました。


本の感想文を載せてている
どこかのブログにこんなことが書いてありました。

今回読んだ作品はあまり好みに合わなかったけど、
自分は1つの作品だけで判断するような
了見の狭い人間ではないから、
あと2つか3つ読んでから、
その作者の力量はレベルづけしたい。

ふーん、偉いですね。

了見の広さからすると、ぼくの場合は3畳一間、
いやそんなにないか、せいぜい鳥カゴほどの
こじんまりしたものなので、
1冊読んで「あーこれは違うな」と思ったら、
もうそこで終わり。

次回作に手を出すような
チャレンジスピリットというか菩薩ごごろというか、
そういう気持ちはわきあがってきません。

ただし、
ぼくが持っている別の特性である貧弱な記憶力が、
〈これは違うな作家〉さんの名前を
頭の中に入れておくのを拒んでしまうので、
タイトルが良さげだったり、
あらすじが突拍子もなかったり、
書評にくすぐられたりすると、
前に違うと感じた人の著作でも、
それと気づかずかじってしまい、
違和感を覚えつつ、
じーっとプロフィール欄なんかを眺めて
「あっそうか」って思い至ることしばしばです。

で、この『超新星紀元』。

ベストセラーの三体シリーズから読み始めた著者さん。
でも、この本が最初だったら続けては読まなかったかも。
いや、忘れて読んじゃっているかな。





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