2015年7月21日火曜日

『ナイルパーチの女子会』(柚木麻子)読みました。

あまり、というかほとんど
スポーツ観戦したことがありません。

それでも、いつだったか忘れるほど昔、
野球もしくはサッカーいやアメフトだったかな…
とにかくなんかの大きな試合の観戦に
付き合いで連れて行かれたことがあるんです。

そもそも自分がやらずに
ほかの人がやっているゲームなのに、
一緒になって楽しむことはできるんだろうか、
なんて引いた気持ちがあるだけに、
試合の内容はどうでもよく、
ビールを飲みに行ったようなもんでした。

客席で飲み食いして、
ちょっと開放感のある居酒屋にいると思えば、
楽しく過ごせるだろうと。

会場は案の定、ビールの売り子さんが
ひっきりなしに回ってきて、
そのたびに呼び止めて、
お腹ちゃぽちゃぽ、頭ぐるぐるの
いい気分になっていました。

後日、
その話を、スポーツ好きの友だちにしたんです。
すると彼はしきりにもったいないと言いながら、

「今度スポーツ観戦に行く機会があったら、
 とりえずどちらのチームでもいいから
 片方を応援してみな」

とアドバイスをくれました。
そうすれば、数倍楽しく過ごせるからと。
……なんですが、
その助言を生かせる場に、まだ行ってません。

で、この『ナイルパーチの女子会』。

直木賞候補作。
候補が発表され受賞作が決まるまでの間に読みました。
この作品は受賞を逃したけど、
読んでいたってだけで、なぜか親近感っぽくなり、
いつの間にか応援してました。

友だちの助言の意味が
なんとなくわかったような気がしました。



ナイルパーチの女子会
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柚木 麻子
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