2016年6月27日月曜日

『オーデュボンの祈り』(伊坂幸太郎)読みました。


輪廻転生とか、
生まれ変わりとか、
前世とか、

信じているわけじゃないけど、
そんな考え方を当てはめると、
うなずけることって結構あります。

どう考えても
普段何も勉強してないヤツが、
試験の5分前に
パラパラと教科書をめくっただけで、
ぼくより数段上の点数を取る、

なんてのも、そう。

これを
「前世で鍛えた頭脳のおかげ」
と考えれば、
なんとなく納得できる。

いや、納得はできないけど、
理由は理解できる。

職業を選ぶときには、
自分の好きなことを
基準にしなさいというけれど、

その「好き」がどこから来るか、
も、そう。

例えば、
人の世話が好きで
介護の仕事をしているって人がいました。

その人は
課外学習のボランティア活動で
初めて人の世話をしてみたら、

「あ、これなんか好きだなぁ」
って思ったんだそうです。

初めてなのに好きだとわかるのは、
やっぱり以前、
何かしらの経験があったんじゃないか、
と思うと、すとんと腑に落ちる。

信じているわけじゃないけどね。

で、この『オーデュボンの祈り』。

著者の伊坂さん、前世から
ど偉いもの引き継いでるんだと思います。
ずるい。





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