2016年4月8日金曜日

『暗闇から世界が変わる』(志村真介)読みました。


今読んでいる別の本に、
人間の進化について、
明確な答えの出ていない議論がある、
と書かれていました。

「自分以外のモノを信頼するように
 進化してきたのか」 

「疑う能力の高い人が生き残ってきたのか」

どっちなのか、って議論。

そりゃもちろん「信頼」だよ
という人の言い分は、

信頼する
 ↓
集団の団結力が高まり、
狩りでもたくさんの食料が手に入る
 ↓
団結しない集団は獲物が少ない時期などに
対処できず淘汰されていく
 ↓
信頼集団が生き残る
 ↓
信頼の遺伝子が引き継がれるよう進化。

それとは逆に、
「疑り」だよって人は、

信頼する(疑わない)
 ↓
危険な動物なんかにも気軽に近づいたり、
自分の食べ物を横取りする人の
かっこうの的になる
 ↓
疑う能力が高い人が生き残る
 ↓
疑い遺伝子がどんどん進化。

……これはまあ、
どっちがどっちという決めつけじゃなく、
どっちもあるってことでしょうね。

同じ一人の中にも、
他人を信頼する心もあり、
疑う気持ちもある。

どっちの割合が多いか…の違いだな。

で、この『暗闇から世界が変わる』。

これからの人間は、
信頼の遺伝子が優勢になって
進化していくんじゃないかと
思わせてくれました。





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