2016年4月15日金曜日

『隠れアスペルガーという才能』(吉濱ツトム)読みました。


少し前、
友人と一緒に、
とある設備の営業マンの話を
聞く機会がありました。

友人もぼくも
それほど興味がある設備ではなかったので、
「うちでは使い切れない」
「それは要らない」
などの返答を、
話の合間合間に挟んでいました。

それでもその営業マンは、
まるでぼくたちの答えは
聞こえなかったかのように、
説明を続けます。

同じセリフを毎日の舞台で
繰り返す役者さんみたいに。

観客が泣こうが笑おうが、
そんなことには関係無く、
芝居の中に入り込む名優さながらに。

まあ結局、
提案してくれた内容は
「今回は見送りさせてください」
となったんですが…。

その営業マンが帰ったあと、
友人がぼくに言ったんです。

「あの人はたぶん、
 少しアスペルガーなんだろうね」

ぼくはそれまで
「アスペルガー」って言葉を知らず、
思わず「それって何?」って聞きました。

でも、
実は友人もそれほど深くは
知らなかったようで
「いや、なんとなくだよ、なんとなく」
とモゴモゴ言葉を濁しただけ。

ぼくの気持ちのほうが
なんかモゴモゴしてきて、

で、この『隠れアスペルガーという才能』

を読んだんです。
友人がきちんと答えられなかったこと、
大づかみには、理解できました。

この本で挙げてる症状、
ぼくにも当てはまる部分あるけどなぁ。



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