2016年4月18日月曜日

『デューン 砂の惑星(中)』(フランク・ハーバート)読みました。



毎日通っているジムで、
ふと気づきました。

「そういえばサランデルが来てない」

いつから来てないのか
はっきりと思い出せませんが、

手がかじかんでいた冬の頃には、
ストレッチスペースにいるのを
欠かさず見かけていたので、

たぶんこの4月から
職場の都合とか引っ越しとかで
違うジムに移ったんでしょう。

サランデルは、
ぼくの頭の中で勝手につけた呼び名。

彼女とは挨拶すら交わしたこともなく、
ジムで横目に見るだけの人です。

いつも一人で
ヨガ体操のようなストレッチをしていて、

えび反りになり足の裏を
頭のてっぺんにくっつけて
そのままの体勢を維持していたり、

きれいなY字バランスを、
ぼくがジャグジーで
ぬくぬくしている間ずっと続けていたり、

滅茶からだが柔らかい。

前に読んだ本で、
主人公を描写した姿に似ていたので、
その呼び名をつけました。

(『ミレニアム』の主人公、
  リスベット・サランデル)

身体の柔軟性には感心してたけど、
憧れとか恋心とか、
そんな特別な気持ちが
あったわけじゃありません。

日常風景の一部って感じかな。
いつから来なくなったのか
わからないほどだし…。

で、この『デューン 砂の惑星(中)』。

ぼくの頭の中に
今まで読んだ本の本棚があるとして、
棚からいつの間にか消えちゃった一冊があっても、
サランデルのように
なくなったことに気づかない作品……かな。

とりあえず後編を読みます。



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