2016年4月22日金曜日

『へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々』(鹿子裕文)読みました。


ぼくの貧弱な記憶を頼りに書くので、
間違っていたらごめんなさい。

ぼくの好きな漫画、
大友克洋さんの『気分はもう戦争』の
あらすじです。

(好きだっていっていながら、
 読んだのはもう10年以上前。
 いやもっと前かも。んで、それから
 読み返してもいないんです)

二人組だったか
三人組だったかの若者が、
あちこちの戦争やら紛争やらの
戦場に行って、
とにかくどっちかの側について
戦いまくる。

そいつらが、なぜか知らねど、
なんだか強くて、いつも勝ち残る。

それを見ていたどっかの大国が、
そいつらに、傭兵になってくれと
オファーを出す。

大金を積んだのか、
とてつもなく偉い人が
頭を下げて頼んだのかは忘れたけど、
破格の待遇で依頼する。

んだけど、
やつらは「ヤダ!」って断っちゃう。

「そんなことのためにやってるんじゃねぇ!
 オレらは好きで戦争してるんだ!」って。

戦争っていうのが、
ちと引いちゃうかもしれないけど、

何のためでもなくて
「ただ好き」というのが、ぐっと来て、

「いいなぁ、こいつら」と
読み返してもいないのに、
いつまでも頭ん中に残っているんです。

で、この『へろへろ』。

「ただ好き」でやっている人たちが、
いっぱい出てきます。

……いいです。
笑いました! 泣きました!
今年はまだ4カ月しかたってないけど、
たぶん今年のベスト1(今んとこ)。



へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々
鹿子 裕文
ナナロク社 (2015-12-12)
売り上げランキング: 5,711



**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************