2016年2月29日月曜日

『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(伊藤亜紗)読みました。



誰かと一緒に外食をするとき、
自分でメニューを選ばず、
ほかの人と同じ料理を注文する。

「ぼくもそれ!
 中華丼2つでお願いします」
みたいに。

以前にも
同じことを書いたと思うのですが、
ぼくは昔、
この「乗っかり注文作戦」を、
徹底してやってたことがありました。

相手がぼくのあまり好きではない品を
頼んだとしても、
「ぼくもそれ!」と言う。

んで、
一人で外食するときは、なるべく
「日替わり定食」
みたいなのがある店を選び、
その定食が、
どんな内容かを確かめずに注文する。

どっちも、
「自分の好きなものだけ
 食べるのではなく、
 色んなものを試してみる」

「栄養が偏らないようにする」

という大義名分的な目的があります。

それと同時に、
その料理が出てきたとき、
または食べたときの、

驚きというか、
新鮮さというか、
誰かにサプライズプレゼントを
もらったときのびっくりポン的な
気持ちというか、

が味わえる喜びがあります。

乗っかり作戦、今はあまり
やらなくなっちゃったんですが、
またやってみようかなって
気になっています。

で、この
『目の見えない人は
 世界をどう見ているのか』。

いやいや、面白かったです。

久々に小説以外の本で5つ星!

ぼくの乗っかり作戦みないなことを
日常的に楽しんでいる視覚障害者がいる
と知ったとき、
あら不思議、涙がこぼれてました。



目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書)
伊藤 亜紗
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