2016年2月26日金曜日

『柳生忍法帖(上)』(山田風太郎)読みました。



もしこれから、
この本を読まれるのであれば、
たぶんこの感想文の最後に
ネタバレ的なことを
書くと思うのでご注意ください。

んで、
この本はオススメしたい本なので、
つまりは、
ぼくのくだくだしい文章など
放って置いて、
風太郎さんの作品を読むのが
正しい選択ってことです。


さて、いきなりですが、
人を殺してはいけません。

誰もが知ってる当たり前のことです。

でも、実際には行動せず、
頭の中で想像するだけなら許される。

許されなかったら、
小説家のほとんどが殺人罪で捕まっちゃう。

…そうなんですけどね。
 そうなんですけどぉ〜。

自分が一生懸命に
脳みそをこねくり回して考えた
登場人物を、

想像上の物語の中とはいえ、
殺しちゃうのは、
やっぱ何かしらの罪悪感が
あるんじゃないかなって、思うんですわ。

そういうのを乗り越えられるのが
作家なんだろうけど。

で、この『柳生忍法帖(上)』。

ぼくの予想に反して、
柳生十兵衛チームの女人戦士たちは、
この上巻では誰も殺されませんでした。

良かった!

下巻でも無事でありますように。



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