2015年4月13日月曜日

『リーシーの物語(上)』(スティーヴン・キング)読みました。

「あのこと話そう」と思って、
まずはその周辺事情を説明しているうちに
本題の「あのこと」が何だったか忘れちゃう。
それ、お酒の席でよくあります。
あ、ぼくの場合ね。

例えば、
いま特訓している正しいタイピング方法の
苦労話をしようと思ったら、
それをわかってもらうために、
昔からやっていたバドミントンのことを
解説する……そんな感じです。

何のことかっていうと、
タイピングでは1つのキーを打ったら、
指をホームポジションに戻すのが
定石らしいのですが、
それがバドミントンでも同じなんです。

で、酒が入っていると、
タイピンのことにはふれずに、
いきなりバドミントンから話を始めちゃう。

「コートの広さって絶妙なんだよね。
 真ん中に立っていると、
 四隅の端っこにシャトルが飛んできても、
 一歩か二歩動いて、ぐいっと腕を伸ばせば、
 ラケットは届いちゃう。

 でも、真ん中にいないとダメ。
 後ろにいたら前は届かないし、
 右にいたら左は拾えない。

 その真ん中の位置を
 ホームポジションっていうんだ。

 どこで打っても、
 そのポジションに戻るのが鉄則。

 例えば、スマッシュってあるでしょ。
 あ、このスマッシュってね、
 実は手首の使い方が大切なんだ。
 中学のときの顧問の先生は
 剣道の竹刀を振るのと同じ手首の動き
 って言ったけど、
 竹刀はこう構えるでしょ……」
……みたいな。

で、この『リーシーの物語(上)』。

周辺事情、てんこ盛りです。
下巻も同じなのかなぁ。


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