2015年4月27日月曜日

『夢をまことに』(山本兼一)読みました。

俳優さんが演じている役柄と、
その俳優さん本人の人柄とは、まったく別。

……それは、みんな知っています。
(ときには例外もあるけれど)

テレビドラマで
実直堅物な人物にふんしていても、
実際には自堕落な生活の人だったり、

逆に、
いつも極悪人を演じているのに、
本当は虫も殺せない優しい人だったり。

そんなギャップがあっても、
みんなフィクションだとわかっているから、
すぐ納得できる。

んで、
この「俳優と役柄の関係」は、
小説とかでの「作家と作品の関係」と
同じだと思っていました。

優しさあふれる物語を書く人が、
とんでもなく意地悪だったり、

グロテスクストーリーの作者が、
びびりな小心者だったり。

でも、
今回、そうじゃないなと思ったんです。
作品世界そのままの性格をした
作家さんもいるなって。

そう思わせてくれたのが、
この『夢をまことに』でした。

最近亡くなられた作家さんだけど、
ホントに真面目な人だったんだろうな。


夢をまことに
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