俳優さんが演じている役柄と、
その俳優さん本人の人柄とは、まったく別。
……それは、みんな知っています。
(ときには例外もあるけれど)
テレビドラマで
実直堅物な人物にふんしていても、
実際には自堕落な生活の人だったり、
逆に、
いつも極悪人を演じているのに、
本当は虫も殺せない優しい人だったり。
そんなギャップがあっても、
みんなフィクションだとわかっているから、
すぐ納得できる。
んで、
この「俳優と役柄の関係」は、
小説とかでの「作家と作品の関係」と
同じだと思っていました。
優しさあふれる物語を書く人が、
とんでもなく意地悪だったり、
グロテスクストーリーの作者が、
びびりな小心者だったり。
でも、
今回、そうじゃないなと思ったんです。
作品世界そのままの性格をした
作家さんもいるなって。
そう思わせてくれたのが、
この『夢をまことに』でした。
最近亡くなられた作家さんだけど、
ホントに真面目な人だったんだろうな。
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