2020年9月28日月曜日

『激甚気象はなぜ起こる』(坪木和久)読みました。


昔、とある雑誌の記事を
つくっているとき、
その雑誌には度々登場している
有名人の写真を
載せたことがありました。

そのとき、
ぼくはもう何度も目にしてるお顔だから
(実際にお会いしたわけではなく、
 掲載する写真やテレビで)
ついつい写真にその人の名前を
(いわゆるキャプションです)
つけ忘れちゃったんです。

たぶん、
「わざわざ書かなくても、
 みんなわかるだろう」
って意識が働いたんだと思います。

それに中身の記事を読めば、
わかるようになっていたし。

そんで、
できた誌面をチェックする
出版社の人も気づかず、
(たぶんぼくと同じ意識が
 働いたんでしょう)

そのまま
世に出回ることになりました。

案の定、
どこからもクレームらしきものはなく、
読者アンケートでも
「あれは誰?」なんて疑問は
寄せられません。

でも、後日。
その記事を何気なく見ていたとき、
ふと思い出したんです。

その雑誌の
最初の仕事をやったとき、
送られてきた画像データを見て、
「これ誰ですか?」
ってぼくが聞いたこと。
「えっ?知らないんですか?」
と編集者さんに呆れられたこと。

その最初の時には、
何の迷いもなくキャプションはつけました。
ぼくのような人のためにも
説明書きはいるよなと、
名前なしの写真を見て
初心にかえったのでした。

で、この『激甚気象はなぜ起こる』。

キャプションなしの写真を載せちゃったこと
思い出しました。





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