2020年9月16日水曜日

『地磁気逆転と「チバニアン」』(菅沼悠介)読みました。


物語を面白く感じさせる
効果的なツールに
《勘違い》があると、
何個か前に書いた気がします。
池波正太郎さんの
ときだったかな。

それはちょっと
マイナーっぽい要素なんだけど、
もっとメジャーに振れば、
《対立》があります。

個人的な喧嘩はもちろん、
コワモテの人たちの
団体同士の闘争だとか、
もっと大きくなって戦争も。

ひょっとすると、
そん中にはスポーツも
含んでいいかもしれません。

でも、髪の毛の先の方まで
臆病者のぼくは、
戦うのが嫌いなんです。
つーか、怖いのかな。

小説だから、頭の中で
「これはフィクションだぞ」
と言い聞かせても、
なんかゾワゾワ感が残っちゃう。

それでも、
対立が描かれているのに、
好きだと思うストーリーはありますよ。

この前読んで
びっくらこいた『三体』なんか、
宇宙人との対立ですし。

だけどね。
だけど、争いのない面白い話がいいな。

で、この『地磁気逆転と「チバニアン」』。

一般向けに自然科学を解説する
講談社の新書シリーズです。
もちろん小説じゃないノンフィクション。

だから、今まで知らなかった知識に
「へぇー」とうなずいて、
「そりゃ、面白い。興味深い」
と感心する本なんです、きっと。

《対立》を紹介しても、ぼく的には
内容は深まってはいきませんでした。
(対立が出てくるのは
 ほんのちょびっとなんですけどね)





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