2020年9月23日水曜日

『スキップ』(北村薫)読みました。


その頃はまだ
子どもたちは2歳か3歳で
保育園に行っていました。

かみさんのほうが朝早く
仕事に出なくちゃいけないので、
ぼくが二人の子どもを送っていく。

強化ママチャリで
前と後ろに幼児用座席をくっつけ、
今日はどっちが前だ後だと
キャーキャーいいつつ、
家から5分ほどの道のりを
ぎごぎご漕いでいきました。

そんときのぼくは、
保育園にいるほかの子どもたちに
なぜか好かれ、
会社に行かなきゃならないのに、
しばらく奴らの相手をし、

先生たちからの
「もっと遊んでいってくださいよ」
などという甘い言葉を後に、
家に帰り、チャリを置き、
会社に向かいました。

そのときはまだ
ランニング通勤もしておらず、
20分くらい電車に揺られて
到着するる場所に会社があった。
数人規模の編集プロダクションです。

仕事内容は、今とだいたい一緒。
つくっているモノは、
単行本や雑誌、企業の出している
プロモーション媒体とか。

原稿を書いて、
ライターさんや著者さんの
テキストを整えたり、
レイアウトしたり、
イラスト描いたり。

その頃はまだパソコンじゃなく、
ワープロで作業していたけど、
おおむね同じです。

帰りは結構遅くて
夜の10時前後でした。

というのが、
ぼくの25年前の日常。
そこから四半世紀たちました。
成長してないな。

で、この『スキップ』。

56歳のぼくの25年前は31歳。
その30代からスキップして、
いきなり今になったとしても、
まあ、たいしたことないでしょうね。
けど、やっぱ17歳からだと大変です。





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