たしか高橋源一郎さんだと思うんだけど、
「本を読むときには、なるべく時間をかけて
じっくり頭にしみ込ませましょう」
みたいなことを言っていました。
一番いいのは、
作家がその文章を書くのに使ったのと
同じだけの時間をかけて読むこと、とか。
ってことは、
1年がかりで完成させた本なら、
読むのにも1年。
まぁそれはオーバーなたとえ
でしょうけどね。
だって、アインシュタインさんが
「E=mc2」(2は上付の小さい2)って
1行にたどり着くまで、
どんだけ時間をかけたかは知らないけど、
その天下の相対性理論の
たった1行を読むために、どうやれば、
何年何十年っていう研究期間と
同じ時間をかけられるんだ、
ってことになっちゃう。
音読するなら、
「E」を「い〜〜」って3年ぐらい
言い続けなきゃ。
まあ、それはそれとして、
時間をかけてじっくり読むっていうのは、
本に向かう姿勢として正しいと、
ぼくも思います。
文字だけ追っていけば
すぐ理解できる小説とかビジネス書とか
じゃない場合には、
余計、時間かけなきゃダメですよね。
で、この『確率』。
じっくり考えながら時間かかて
読まなきゃダメな本でした。
それを斜め読みしちゃったぼくに反省。
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