2015年11月30日月曜日

『黙示(上)』(サラ・ロッツ)読みました。

「ハイお口を開けて。あ〜ん」
とか言って、スプーンで食べ物を差し向け、
パクッとしようとした瞬間に、
さっとスプーンを引く。

上下のくちびるはむなしく空振りして、
間に食べ物を挟めない。

たいていの人なら、
一度はやったことあるだろうし、
やられたこともあるでしょう、
そんなイタズラ。

ときには、
そのアレンジバージョンで、
「あ〜ん」と言いながら口を開けさせ、
パクッとする直前で
スプーンを少し持ち上げ、
鼻に食べ物をつけたりする芸達者もいます。

じらしの悪ふざけです。
(関係無いけど「じらし」と「ジェラシー」って
 語感も意味も似てますね。「津波」みたいに
 日本語から英語になったのかも……ちゃうな)

じらしと言って今思い出したのは、
馬の目の前にぶら下げたニンジン。

馬の背に乗って、
ニンジンをぶらさげた棒を前方にかざし、
馬にそれを追いかけさせる。
そんな場面をアニメか何かで
見たような気がするけど、
あれ、ホントに効果あるのかな。

で、この『黙示(上)』。

上巻を読了。
物語は、いつ大きく動き出すんだろうと、
じりじりじらされてます。
きっと下巻はすごくなるって思うけど……。
ちゃうのかな。ぶらさがったニンジンかな。



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