2015年11月9日月曜日

『壬生義士伝(上)』(浅田次郎)読みました。

ときには京極夏彦さんの書籍みたいな、
枕にしたら首が痛くなるような、
ぶ厚い本もあるけれど、

大抵はある程度ページ数がかさんできたら、
2冊とか3冊とかの分冊にして、
上中下とかにして出されるのが普通ですね。

でもそれは、
物理的に分かれているとはいえ、
一つのまとまった物語で、

上巻だけを抜き出して
個別の作品だとかいったり、

前編と後編を読まないで中編だけ読んで
面白いとかつまらないとか批評したりは、
しないものです。

それは、300ページある一冊の本の、
一続きの物語の真ん中の
100ページだけを読んで、

「ああ、あの小説ね。
 そんなに面白くないよ」

なんて知ったかぶりするのと同じこと。

さて、もうおわかりでしょうが、
それ、ぼくがいつもここで
やっていることでなのでした。

一つの物語でつながっていても、
本として1冊の単位に区切られていたら、
その時点で感想文もどきを書いちゃう。

それってやっぱり、
姿勢としてはあんまり正しくないですよね。
まあ、だから、内容的なことにはあまり触れずに、
ごまかしているって面もあるんですけどね。

で、この『壬生義士伝(上)』。

まだ、上巻だけしか読んでないので、
下巻を読んでからにしましょう。



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