2015年10月28日水曜日

『超訳 日本国憲法』(池上彰)読みました。

今はまっている
「鬼平犯科帳」シリーズの7巻で
中島梓さんが解説していたのは、
作者の池波正太郎さんの
文体についてでした。

ほんの数行読むだけで、
「池波正太郎の文章だ!」
ってすぐわかる。
そんなことを言っていました。

それが面白くて、
ぼくも、その7巻の感想文で
池波文体を真似しちゃってます。

えーっと。
文体を真似して書くのは、
『国語入試問題必勝法』の清水義範さんが、
よくやってますよね。

たしか「文体模写」っていいました。

ネットでも見かけたことあります。
おとぎ話の内容を
村上春樹さんの文体で書いちゃうとか、

ドラえもんのお話を
温泉にある効能書きの文体で書いちゃうとか。

んで。
それを発展させて、
わざと伝わりにくくしてるんじゃないか
とさえ思う法律の文面とか、
古代言語みたいな特許の文書なんかを、
小学1年生レベルの
ボキャブラリーしか使わない文体に模写して、
それを公文書として使ってもらいたい
って考えてるんです。 まじで。

なお、ぼくがさっき真似したと言った
池波文体の下絵に選んだのは、
日本国憲法でした。

で、この『超訳 日本国憲法』。

文体模写的な面白さを
期待して読んでみたんですが、
案の定、違ってました。
残念。



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