2015年10月30日金曜日

『地の果ての獄(下)』(山田風太郎)読みました。

ちょっと前、
ラグビーの五郎丸さんが、
野球の始球式に出ていた姿を
テレビで見かけました。

ボールはストライクゾーンを
大きく外れていたけど、
球の勢いはあり、格好いいし、
ほほえましいなって思いました。

投げるフォームのぎこちないところが、
またいいじゃないですか。

そりゃあ同じスポーツ選手といっても、
種目が全然違うんだから、
ぶきっちょな動きで、
暴投になっちゃうのは仕方ない。

アレたぶん、
水泳選手とか陸上選手なんかだと、
もっとギクシャクするでしょ。
ぼくのイメージだと、
簡単な動作を繰り返すような競技
(走るだけとか泳ぐだけとか)
の専門家は、
他のスポーツはあまり上手にできなくて、

とっさの動きが必要な瞬発力系
(剣道とかテニスとか卓球とか)
の選手は、わりとスポーツ万能って気がします。

まあいずれにしても、
自分の専門分野以外は、
その道のプロには、かなわないってことですね。

それがわかっているから、
五郎丸さんの始球式も、
何の違和感もなく見てられる。

で、この『地の果ての獄(下)』。

舞台は明治時代。
やっぱ、山田風太郎さんの力が
最大限発揮できるのは、
侍たちが行き交っていた時代の
忍者モノなのかな。
専門は忍法。にんにん。


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