2016年8月26日金曜日

『ガンジス河でバタフライ』(たかの てるこ)読みました。



ぼくがスポーツクラブに
初めて入会したのは、
20代後半でした。

会社の先輩が
サウナに入るために通っていたジムに、
一緒に行こうと誘われのが最初です。

でも、貧乏性のぼくは、
お風呂(サウナ)だけのために
行くのはもったないと思い、

プールでの泳ぎにも挑戦したんです。

とはいえ、水泳など、
小学校の体育の授業で習ったくらいで、
泳げても平泳ぎでプールの
片道25メートルがいいとこ。

そのジムで最初に泳いだときには、
コースの半分も行かない
10メートルくらいのとこで、

水は飲むわ、足はつるわ、
腕をバタバタしすぎて
帽子やゴーグルを吹き飛ばし、
慌てて立ち上がって、
必死にスタート地点に戻るありさまでした。

それでも、
ここでやめたら、会費がもったいないと、
1月ほど続けてみると、
なんとか25メートル先の向こう側まで
行けるようになり、

「やればできるじゃん!」
なんていい気になって、

「よっしゃ今度はクロールだ!」と、
それまで2メートルがいいとこだった
新種目に挑戦したんです。

……1かきでノックダウンでした。

平泳ぎの最初は約10メートルだったのに、
今度はセンチ単位で、ずぶずぶです。

でも、人間ってすごいですね。
それを何年か続けると、
できるようになっちゃうんですから。

今はときどき、
クロールで1キロ往復したりしてます。
ただ、できるのは平とクロールだけです。

で、この『ガンジス河でバタフライ』。

バタフライはできません。
できてもたぶんセンチ単位。

ぼくがその聖なる河に行っても
平かクロールです。

それにしても、この本、面白かった!






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