2015年9月2日水曜日

『忍法八犬伝』(山田風太郎)読みました。

TVマンガの『ルパン三世』が話題になると
必ず思い出す場面があります。

群集がみんな、
ルパン、次元、五右衛門に
なっちゃうシーン。

あっちにもこっちにも、
めちゃルパン。山盛り次元。
ぎょうさん五右衛門。

銭形のおっさんや警官隊が、
捕まえても捕まえてもコピー機が
連続複写するように、
この3悪党が吐き出されてきて、
ついには銭形警部のコピーまで
街中にあふれかえる。

あれを観たときには子供心にも
「すごいアイデア!
 こんなのぼくにはとても思いつかない!」
なんて、ほとほと感心したものです。

が、しかし。
このアイデアって、
ルパンが初めてじゃなかったんですね。

で、この『忍法八犬伝』。

出てきました。
変装によるコピー人間いっぱいのアイデア。
もしかしたら、
これも過去のなんかの作品から
着想をもらったのかもしれないけど、
それにしても楽しい。

山田風太郎ベストコレクションシリーズを
読み進めてて、今、半分くらい読了。
まだ半分強残っているのが
うきうきできてうれしいです。


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山田 風太郎
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