2015年9月4日金曜日

『鬼平犯科帳〈6〉』(池波正太郎)読みました。

最近なんとなく読書の嗜好が
変わってきたような気がします。

基本はなんでもかんでもOKで、
活字さえ並んでいればそれでニンマリなんです。
物語であれ、ビジネス書であれ、ね。

んで、好みの変化が見えるのは
小説、物語のジャンルです。

確か昔はそんなこと考えずに、
中身も確認せずに買っていました。

でも、ここ1年くらい
短編集を避ける傾向が現れているようなんです。

書店でぱらぱらっとめページをめくって、
「わっ、これ短編じゃん」って気づき、
そのまま棚に収めちゃうなんてことが
何度かありました。

人様よりも記憶力に難があると思われるぼくは、
長編を読んでいる途中で、
前のストーリーを忘れてしまうことも
しばしばあるから、
短編集のほうが手軽でいいはずなのに…。

なんでしょうかね、この心境の変化。
ページを積み重ねる重たさみたいなものを
欲しがっているのかなぁ。

で、この『鬼平犯科帳(6)』。

登場人物は同じでも、
一つひとつのお話は30ページほどで
完結しているから、短編集ですね。

でもね。
短編なのに長編読んでる気がするんです。
改行だらけで文字数少ないのに、
メチャクチャ文字が入ってくる気がする。
なので避ける対象にはならないんです。

不思議です、鬼平。



鬼平犯科帳〈6〉 (文春文庫)
池波 正太郎
文藝春秋
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