本になる前の原稿をチェックした編集者が、
ところどころに「もっとスピードアップ!」
と朱字を入れていた。
──というようなことが、
前に読んだスティーヴン・キングさんの作品の
あとがきに書いてありました。
ストーリーの中に
読者をぐんぐん引き込む書き手なのに、
それでも本になる前には、
厳しい編集者が「もっと、もっと」
とムチを叩いてるんですね。
やはり小説ってのは、
お話がぐるんぐるんと転がって、
「わっー!面白い!」と
思わせなくちゃいけないもんなんでしょうね。
で、この『親鸞(上)』。
下巻はこれから、とりあえず半分読了。
面白さは期待してなかったんです。
日本の宗教のことも少しは勉強しとかないと
いけないかなって感じで読み始めたら
……なんとまあ、面白すぎ!
やっぱ小説ってのはこうでなきゃいけないんでしょうね。
親鸞(上) (講談社文庫)
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五木 寛之
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