2014年7月28日月曜日

『楽園のカンヴァス』(原田マハ)読みました。

西洋絵画の歴史を
初心者向けに紹介する本、
つくったことがあります。

そのとき思ったのは
「画家の人たちってホントに面白い!」
ってこと。

そんじょそこらの映画や小説をみるよりも、
数倍ドラマチックで波瀾万丈、
そしてみんなキャラが立っている。

ダビンチ、ミケランジェロから
セザンヌ、ゴッホ、ピカソ
それからロスコにウォーホルなどなど。
これはたぶん、誰を題材にしても面白くなるから、
もしそうした小説を読んで「これいい!」って思っても、
それはその作者の力というより、
ネタの魅力なんだと考えたほうがいい。

もっと言っちゃうと、
画家が出てくる物語を書く人はずるい。
だって、最初から面白いってわかってるんだから。
その作家さんの実力で面白くするわけじゃないんだから。

で、この『楽園のカンヴァス』。

画家が出てくるお話。当然、面白いんです。
でも、この本の面白さは
ネタの魅力だけじゃありませんでした。
(それを確認するために再読したんですが)。

原田マハさん巧い!うますぎ!
ほかの作品も読もっと。


楽園のカンヴァス (新潮文庫)
原田 マハ
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