今は、普通の人が食べるものなら、
たいてい何でも食べられますが、
子どものころは好き嫌いが結構ありました。
例えば、しいたけが食べられず、
給食にまぜごはんが出たときは、
しいたけをごはんにくるんで、
ごくりと飲み込んでました。
そのころは嫌いな食材が一つ入っているだけで、
その料理がまるごとイヤになっちゃう感じだったんです。
大きくなって鈍感になり、
そうしたことはほとんどなくなっているんですが、
それと同じような感覚が残っている部分もあります。
それが本の好き嫌い。
(完全に嫌いになる本は、ゼロなんですけどね)
読書中に疑問に思ったトコが疑問のまま終わっちゃったり、
ヤだなって思った内容や文章が繰り返して出てきたり、
大部分は良いと思えるのに、その1カ所だけが好きになれず、
本全体の評価が下がっちゃう。
で、この『海賊とよばれた男(上)』。
大部分は良いと思えるのに……の本でした。
どうか、これから読む下巻で、
その感じが吹き飛ばされますように。
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