2013年1月8日火曜日

『眩談』(京極夏彦)読みました。


この本を読んだのは2013年最初の日。
いつもなら元日は、
かみさんとぼくのそれぞれの実家に行って、
「おめでとう」とかいいながら、
子どもたちにお年玉とかあげながら、
酒飲んでぐだぐだ過ごすはずなんです。

でも、今年は本を1冊読んじゃった。
娘とぼくが感染性胃腸炎(たぶんノロウィルス)にかかり、
それをうつしてはいけないと一家4人、
外出はやめることになったからです。

昼間からだらだらとお酒を飲んでいるよりも、
煎餅をぼりぼりしながら本を読んでいるほうが
健康にはいいはずだ、なんていいながら、
いつもと違う正月を過ごしました。

毎年毎年、だんだんと正月らしさが
感じられなくなっていくなと思っていましたが、
今年は特に正月っぽくない正月でした。

で、この『眩談』。

京極さんらしい京極本。
でも、その京極っぽさが、
なんかぼくに合わなくなっているような
気がした本でした。
ぼくは京極さんの本は好きで、ほとんど読んでます。
京極っぽさが大好きだったんです。
正月っぽさも、京極っぽさも、そんでぼく自身も、
変わっていってるってことなんですかね。

眩談 (幽BOOKS)
眩談 (幽BOOKS)
posted with amazlet at 13.01.08
京極夏彦
メディアファクトリー
売り上げランキング: 66,245