2013年1月22日火曜日

『黄昏の岸 暁の天〈上〉十二国記』(小野不由美)読みました。


会社の本棚、通勤用リュックの中、ベッド脇の
3つの場所に、それぞれ違う本を常備しておき、
同時並行的に3冊を読む──
そんな、ぼくのへんな読書癖の話は、
何度か紹介しています。

この3つの場所の中で、
一番、読書環境に適さないのは、
通勤用リュックから出して読むバスの中です。

バスに乗っている時間はほんの十数分。
バス停で待っている時間を含めても
20分程度しか本は読めません。
しかも、土日はバスを使わず、
自転車で会社と自宅を往復しているので、
リュック内にある本に目を通せるのは、
平日の5回だけ。

それに比べ、
会社の本棚にある読みかけ本は、
昼休みのほか、仕事の手が空いたときにも読み進められる。
それとベッド脇の本は、寝る前には必ず目を通し、
もし土日が休みだったら、
そのときに一気に読めちゃいます。

本を面白いと感じるかどうかって、
読んだときの環境にかなり影響されますよね。
(多くの人がうなずくと断定し、同意を求める口調)
だから、ぼくがこれまで5つ星を付けた本も、
やっぱ会社かベッドで読んだものが多いんです。

で、この『黄昏の岸 暁の天〈上〉 十二国記』。

リュックの中に入れ、バス車中で読んだ本でした。
でも! 面白かった。
中身がとても強い本は、
過酷な読書環境も打ち負かしてくれること知りました。

黄昏の岸 暁の天(そら)〈上〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
小野 不由美
講談社
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