2013年1月24日木曜日

『闇の伴走者: 醍醐真司の猟奇事件ファイル』(長崎尚志)読みました。


この前、ひさびさに映画を観に行きました。
『007スカイフォール』

観終わって一緒に行ったカミさんは
「面白かったね。
 ちょっと時間が長い映画みたいだったから
 飽きるかなって思ったけど、
 ぜんぜんアッという間だった」
と満足している様子。

ぼくも、カミさんと同意見で「面白かった」。
ドカーン、ガラガラガッシャン!
バンバン、どひゅんどひゅん、ひえぇー
あー、おおーっ!
って席をのけぞりながら観ているうちに終演。

そう、面白かったんです。
そして、それだけだったんです。

たとえれば、ジェットコースターの面白さ。
(ぼくは、あの速さと落下する感覚が嫌いなので、
 面白いとは思えないんですが、まあ一般的なイメージで)
あの乗物は、
スリルを楽しむ面白さ以外はなにもないですよね。
感動して魂が浄化されてカタルシスになるわけじゃない。
面白いっていう、ただそれだけ。

映画ってそれでいいんですよね……面白ければ。
えっ? やっぱ、それじゃだめ?
いやいや、いいと思うんだけど、ダメかな、やっぱ。

で、この『闇の伴走者』。

面白かったです。
そしてぼくが感じたその面白さは、
『007スカイフォール』と同じ種類でした。

闇の伴走者: 醍醐真司の猟奇事件ファイル
長崎 尚志
新潮社
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