2013年1月7日月曜日

『武士道エイティーン』(誉田哲也)読みました。


この本を読み終わったのは2012年最後の日。
家族のみんなが紅白歌合戦を観ている間に読みました。

んで、
2012年の1年で108冊目に読み終わった本でもある。
108って、除夜の鐘でつく数なんですよね、たしか。
そんで、人間の煩悩の数なんですよね、108って。

2012年は、1年間かけて1冊1個の煩悩を
本を読むことで消していって、
ぜーんぶ消すことができたってわけです。

辞書で調べたら煩悩は
「身心を悩まし、苦しめ、煩わせ、けがす精神作用」
ってありました。
だから、大晦日の夜の「ゆく年くる年」が始まるころから、
カウントダウンで次の年が始まるまでの数十分だけ、
ぼくの身心は何にも悩まされず、きれーだったんです。

んで、1月1日が始まるとまた、
何冊の本を読んだか数え始めちゃうので、
108個の煩悩がまとわりついてくる。
できれば今年は108冊以上読んで、
翌年にその分を持ち越せたらいいな。

で、この『武士道エイティーン』。

煩悩を消す力は、
前作の『セブンティーン』と
前々作『シックスティーン』の2冊のほうが、
あったような気がします。
美味しいモノは最後に食べたいぼくとしては、
16か17を後回しにしたかったな。
でも、連作なので、
それじゃ意味わからなくなるし
……あーっ、また煩悩が出現してきたみたいです。

武士道エイティーン (文春文庫)
誉田 哲也
文藝春秋 (2012-02-10)
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