昔の映画に、
スパイが機密文書の紙束をペラペラめくりながら
マイクロカメラでカシャカシャと
撮影するシーンがありました。
それと同じくらいの速度で
本のページをめくりつつ眺めていくだけで、
書かれている内容がわかっちゃうっていう
速読の方法があります。
フォトリーディングっていうそうで、
その技術を習得すれば、
もっとたくさん面白い本を楽しめるぞウシシ
と思い「誰でもできる速読術」みたいな
ハウツー本を片手に挑戦したことがあります。
ハウツー教書自体がすらすら読めたので、
いけるかもと勘違いしたぼくは、
たまたま手近の本棚にささっていた
大金持ちのバフェットさんとかいう人の自伝を
フォトリーディングしてみたんです。
だけんども、
ぼくの目は高速連射の仕様ではないみたいで、
脳みそに入った情報量はゼロバイトでした。
で、この『良寛』。
じっくりじっくり、
ほんと時間をかけて読みました。
**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら。
**********************