卒業以来、何年も会っていなかった
小学校時代の悪ガキ3人トリオの1人を
街で偶然見かけて、
互いに「おー!」なんて言いながら、
道端で話し込んでいると、
これまた偶然、そこを通りかかった
残りもう1人の悪ガキ仲間が「おー!」と
通行人をかき分けて走り寄ってきた。
こりゃあ、偶然の増し増しだあー!
なんてことは今まで一度もありませんでした。
でも、もしそれが本当にあったとしても、
それはそれで、
世の中には不思議な偶然ってあるよねと、
きっと済まされるでしょう。
でも、作家が頭の中でつくった物語の中に
そんなエピソードが盛り込まれていたら、
「そりゃないよ、リアリティ不足」
なんてツッコミが
ツイッターとか読書感想文掲示板みたいなところで
花を咲かすんだろうと思います。
創作物の中に出てくる
偶然とか不思議な現象とかは、
マックス1回みたいな不文律が
なんとなくあるんでしょうね。
で、この『スキマワラシ』。
スキマワラシと主人公の「アレ」。
2つの不思議現象が入っているんですが、
それでもちゃんと成立しているような、
でもちょっとぎくしゃく感が残っているような。
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