2021年3月9日火曜日

『奇想、天を動かす』(島田荘司)読みました。


中学高校と部活のバドミントンを
やっていたとき、
大会とかで不思議だったのは、
誰が見てもぶきっちょな
手さばき足さばきなのに、
試合が終わってみれば
勝っているヤツがいることです。

試合に勝つのは、
相手よりも上手だからってハズなのに、
ヘタに見えるにもかかわらず、
ぶっちぎりで突き放してたりする。

1打終わったらコートの真ん中の
ホームポジションに戻るのが基本なんだけど、
それさえできてないどたばたフットワーク。
バックスイングなしで、
お相撲さんのつっぱりみたいに、
身体の前側でしか振られていないラケット。

試合前の試し打ちで、
そういう姿を見せられるから
油断しちゃうのか、いや油断したって、
試合は一瞬で終わるわけなじゃなく
15点3セットの長丁場では
挽回できるだろうから、
やっぱ実力なんだと思う。

人は見た目じゃないというけど、
バド(だけじゃなくスポーツ全般)は、
実力とフォームの格好良さが
一致するのが普通なんだけど、
例外もあるんですね。

で、この『奇想、天を動かす』。

読んでて、
なんかギクシャクしてると感じてたのに、
とっても面白かった。
小説も見た目(文体?)じゃないってことかな。




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