2017年5月29日月曜日

『ゾウの時間 ネズミの時間』(本川達雄)読みました。


最近はまっている
伊坂幸太郎さんの小説の中に、
ニュートンと同じ発見をする人の
話が出てきました。

物語の時代設定は現代。
でも、無学で、引力の法則を知らない人が、

「リンゴが木から落ちるのは、
 地面とリンゴが
 引っ張り合ってるからだと思う」
みたいな発言をするんです。

もともと物理の法則を知らなくて、
そこに気づくのは、
ニュートン級の発想力を
持つキャラってことでしょう。

そのキャラの描き方、
面白いなと思いました。

そんで、ぼくの話。

車輪は速く走るために
とても都合がよく見えるのに、
なぜ生き物の中に
車輪の形に進化したヤツが
いないんだろうか、

と疑問に思ったことがありました。

その疑問が浮かんだとき、
「これって、ひょとするとニュートン級の
 発想力(疑問力?)かも」
って震えたんです。

で、この『ゾウの時間 ネズミの時間』。

生物が車輪型に進化しない理由が
書いてありました。
ぼくの頭に浮かんだ疑問って、
ニュートン級じゃなくても、
誰でも普通に考えるものらしいです。
……やっぱりな。




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