2017年5月12日金曜日

『笑いのカイブツ』(ツチヤタカユキ)読みました。



今から30年程前、
ぼくが高校生のころ、
部活(運動部)での練習中は、
水分をとっちゃいけませんでした。

水筒を近くに置いておいて、
小まめに水分補給するなんてことは、
思いつきもしなかった。

いくらノドが渇いても
水飲みが許される小休止の時間まで
がまんがまん。

その時間がくると、
ダーッと水飲み場に向かって
全員が走って行って、
お腹ちゃぽちゃぽになるまで
がぶ飲みしてました。

今だと逆に、
水分をとらないほうが怒られる。

「我慢しろ! 水飲むな!」
じゃなくて
「あほ! 早う水分とれ!」かな。

それと同じように、
あの頃は、
何でもかんでもがむしゃらにやって、
痛くて、つらくて、
がまんする度合いが
大きければ大きいほど、
結果もついてくる、
とみんな思ってました。

いわゆる根性論みたいな。

ほんで、
それも今では逆な感じになってる。

「楽しんで練習をしろ!
 試合を楽しめ!」
とか言われて、
そうした精神状態でいたほうが、
持ってる力を十分に発揮できる
とアドバイスされる。

まあ、楽しくしてれば強くなれる
ってほうが、いいに決まっている。
つらいのは、やっぱつらいですから。

で、この『笑いのカイブツ』。

楽しくして強くなる人もいるけど、
みんながみんなそうじゃない。
つらいことやらないと、
強くなれない人もいるんだよな…。
がんばれ!






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