2017年5月1日月曜日

『ウニはすごい バッタもすごい』(本川達雄)読みました。


普通の感覚では
とても想像できないものを、
身の回りにある
イメージしやすい形に
置き換えて説明されると
「そうか!わかった!」
とうれしくなります。

太陽や地球の、
大きさや距離なんかを
実感するのは難しいけど、

「手に持っているボールを
 地球だとしたら、
 向こうに見える建物が
 太陽の大きさです。
 距離もそれくらい離れています」

なんて小学校の授業のように
教えてもらうと、
本当にはわかっちゃいないんだけど、
わかった気になれる。

逆に小さすぎの例でいえば、
このまえ読んだ本にあったたとえ。

原子の中心にある核の部分を、
ボールペンの先にたとえてました。

先っぽくらいだとした原子核を、
おっきな体育館の真ん中に置いたとしたら、
核の周りにいる電子は、
体育館の外側くらいの位置を回っている。
んで、大きさは見えないほど。

ふーん、そうなんだ。

身近なものに置き換えてくれるのは、
頭の回転がのろいぼくにとっては
本当にありがたいことです。

次に望むのは、
極端なモノを極端なモノにたとえて
説明してもらうこと。

例えば、
見えなくらいの電子が
地球の大きさになった世界の、
太陽の大きさとか。
それって宇宙の中に入りきれるのか、とか。

で、この『ウニはすごいバッタもすごい』。

たとえがたくさん出てくるワケじゃないのに、
わかる。
知らななかったことなのに、
わかる。

そうか、生物のこと書いてる本だから、
そもそも身近で、置き換え不要なんですね。




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