2017年5月17日水曜日

『PK』(伊坂幸太郎)読みました。


職人と芸術家って、
字が違うんだから、
当然、
それぞれ別の種類の人を
さすんでしょうね。

重なる部分もあるんだろうけど、
厳密な意味は違うはずです。

辞書を見ると〈職人〉は
「身につけた技術によって
 物を作り出したりする職業の人。
 転じてその道の専門家」

〈芸術家〉は、
「画家、音楽家、作家など芸術活動を行う人」

となってます。

あれれ?
この辞書の説明をコピペするまでは、
実用的なモノをつくるのが職人、
実用というよりキレイで
感動的なモノをつくるのが芸術家、
だと思ってました。

でも、辞書通りに考えると、
芸術家は職人の部分集合みたいな
感じに思えてきました。

職人って大きなくくりの中には、
大工さんだったり、
寿司職人だったり、
植木屋さんだったりがあって、
その一つが芸術家……みたいな。
ふーん、そうなのか。

で、この『PK』。

作者の伊坂さんって、
職人だなって思いました。
上の辞書的な解釈からすれば、
当たり前なんですけどね。




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