2015年3月13日金曜日

『キャプテンサンダーボルト』(阿部和重/伊坂幸太郎)読みました。

ぼくは中学と高校の部活で
バドミントンをやっていました。

ゲームには、テニスや卓球と同じで、
1対1でやるシングルスと
2対2でやるダブルスがあります。

このシングルとダブル、
同じメンバーで試合をしてみると、
不思議な結果が出るんです。

例えば、
ぼくと勝也、勝太、ヨワ助
という4人がいたとしましょう。

シングルをやったときの強い順に
ランキングすると
勝也、勝太、ぼく、ヨワ助 になります。

ぼくとヨワ助は、
ふたりの「勝」組には、力がおよびません。
もうちょいってときもありますが、
いっつも負けちゃう。
あ、これ1対1のシングルの話です。

ところが!
これをダブルスにして、
「勝也・勝太チーム」 vs 「ヨワ助・ぼくチーム」
で対戦すると、勝つのはいつも、

「ヨワ助・ぼくチーム」になる。

シングルのツートップ組は、
ツービリ組に、ダブルスじゃ勝てないんです。

コンビネーションの妙というか、
チームワークの難しさというか、
そんなトコが引っかかってくるんでしょうね。

ってな不思議現象を、
若かりし頃の部活で何度も見てきました。

で、この『キャプテンサンダーボルト』。

最強人気作家2人組の作品。
やっぱりダブルスってのは、難しいもんですね。



キャプテンサンダーボルト
阿部 和重 伊坂 幸太郎
文藝春秋
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