「なんじゃ、そりゃっ!」もしくは
「なんじゃ、こりゃっ!」って言葉は、
いつから使い始めたんでしょか、ぼく。
たしか、
30代のはじめくらいまでは、そんなふうには、
言っていなかったように思います。
友だちのアパートに遊びにいって、
「足の踏み場がない」ってのは
こういう状態なのかと思い知ったとき、
畳の上から推測15センチは積もっている
服とか雑誌とか食器とか、レジ袋、
ポテチの袋、カップ麺の容器、
黒く変型しているけどよく見ると
やっぱりバナナの皮、ミカンの皮、
靴にサンダルなどなど
を目の前にしたときもに
「なんじゃ、こりゃっ!」とは言いませんでした。
同じって言えば同じなんですけど、
そのときに発したのは「なに、これっ!」でした。
たぶん今は「なんじゃ、こりゃっ!」
って、間髪いれずに口から出てると思います。
なんかのきっかけがあって、
ぼくの言葉の使い方が
変わってっきちゃったんでしょうかね。
自分7不思議の一つです。
で、この『躯体上の翼』。
読み終わった直後、発した言葉が
「なんじゃ、そりゃっ!」でした。
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