名前は伏せておきますが、
とある著名な方の本づくりを
お手伝いしたことがありました。
あ、仮名ということにしましょう。
そうだ菊池先生がいいな。
仮名ですよ、仮名。
その菊池先生、
自分でもたくさん本を
執筆なさっているのですが、
いわゆるゴーストライターさんを使って、
語りおろしという感じで
本を仕上げることもあるんです。
んで、
そんな本のつくり方をするとき菊池先生は、
上がってきた原稿に対して、
よっぽどの間違いじゃない限り、
訂正は入れないそうなんです。
いわく
「それはもう、そのライターさんの作品だから。
私の話をネタにしているかもしれないけど、
つくり上げるのはライターさんだから」
で、この『幕が上がる(青い鳥文庫)』。
但し書きとかを読むと、
平田オリザさんの同名小説が映画化され、
その映画を
小中学生向けの物語にしたノベライズ本だとのこと。
小説→脚本→映画→小中学生向け物語
って流れでしょうか。
その原作が大好きだから、
この本も読んでみたんですけどね。
う〜ん。
きっと原作者の平田オリザさんは、
さっきの菊池先生のように、
何も口を出さなかったんじゃないかな……と推察。
幕が上がる (講談社青い鳥文庫)
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