2013年4月11日木曜日

『チューリングの大聖堂:コンピュータの創造とデジタル世界の到来』(ジョージ・ダイソン)読みました。


もしかしたら、
前にも同じこと書いたかもしれないしれないけど、
また書きます。
ぼくは、どの本も同じようにしか分類できない。
そんな情けなさを明かすことで、
自分を奮起させられるかもしれないので。

映画学校の学生時代の話です。
編集の先生が、こんなこと言いました。

「娘が小学校で作文の宿題を出された。
 できたので添削して欲しいという。
 どれどれと見てやると、
 小学生の書くごくありきたりの内容。
 そこで、1つだけアドバイスしてやった。
 途中にあった5行ほどの文章の前半を作文の一番最後に、
 その5行ぶんの後半を先頭に移してごらん。
 順番を入れ換えるだけだから、と。
 そのとおりにした娘の作文が、
 何かの大会で金賞をもらったそうだ」

先生は、文章でも映画でも、
「構成」がいかに大事かってことを教えたかったようです。

で、この『チューリングの大聖堂』。

編集の先生がアドバイスする前の
娘さんの作文みたいだなって思っちゃいました。
ネタの並べ方を少し変えてもらえると、
大好きな本になると思うんですけどね。


チューリングの大聖堂: コンピュータの創造とデジタル世界の到来
ジョージ・ダイソン
早川書房
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