10年ほど前でしょうか。
正月に家族が集まったときだと思います。
その頃、親父はまだ60代で、
ぴんぴんしゃきしゃきと生きてました。
その親父がぼくに、
最近どんな仕事をしているのか聞いてきました。
「まあ、いろいろだけど、
今はパソコンの解説書なんかが多いかな」
って答えると、
「お前のつくる本は読んでないから知らないが、
俺の買ったパソコンの本は全部ダメだ。
表紙には初心者でもわかるなどと書いてあるくせに、
10冊以上読んだが、どれもわからん。ようは不親切。
ここをクリックしますとは書いてあるが、
なぜそこをクリックするのか書いてない。
お前のつくる本はそんなふうにするなよ」
とたしなめられました。
耳が痛かったです。
で、ホームページ作成用のソフトDreamweaverを
一度も触ったことがないぼくが、
その使い方を勉強するために読んだ、
この『速習デザインDreamweaver CS6』。
勉強モードでパソコンを前に読み進めてみて、
親父の言っていたことがよくわかりました。
まあ、細かいことまで親切にすべて説明していったら
1冊に収まりきらないのは、わかってるんですけどね。
速習デザイン Dreamweaver CS6
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伊藤 学
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