2013年4月22日月曜日

『看護の時代 看護が変わる 医療が変わる』(日野原重明ほか)読みました。


ぼくの親父は癌だったのですが、
亡くなったのは自宅です。

何度か入退院をして、その日は再度入院する予定日。
病院に行く前の早朝でした。
次に入院したら、
もう自宅には戻れないだろうと言われてたので、
親父は病院で最期を迎えるのが嫌だったのかもしれません。
72歳。

かかりつけのお医者さんが来て、
いろんな処理をしてくれました。
それから訪問介護のヘルパーさんが来てくれて、
映画『おくりびと』で見たような丁寧な仕事をしてくれました。
身体を清めてくれたり、服を着せ替えてくれたり、
顔の表情をやわらかくしてくれたり。
本当に心を込めてくれてるんだなって思いました。

そんなヘルパーさんを見ていて、
うちのかみさん(看護師です)も
「職場でも、あのヘルパーさんと同じ仕事をするけど、
 あんなに丁寧にはできない。
 本当はきちんとしてあげたいのに、
 やっている余裕も時間もないんだよね」
と感心してました。

みんな立派です。
ありがたかったです。
親父も嬉しかったんじゃないかな。
あれからもう2年半ほどたちました。

で、この『看護の時代 看護が変わる 医療が変わる』。

ぼくのようなへなちょこが言うのもおこがましいけど、
この本をつくった先生たち、ホントに立派です。


看護の時代 看護が変わる 医療が変わる
日野原 重明 川島 みどり 石飛 幸三
日本看護協会出版会
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