ぼくの親父は癌だったのですが、
亡くなったのは自宅です。
何度か入退院をして、その日は再度入院する予定日。
病院に行く前の早朝でした。
次に入院したら、
もう自宅には戻れないだろうと言われてたので、
親父は病院で最期を迎えるのが嫌だったのかもしれません。
72歳。
かかりつけのお医者さんが来て、
いろんな処理をしてくれました。
それから訪問介護のヘルパーさんが来てくれて、
映画『おくりびと』で見たような丁寧な仕事をしてくれました。
身体を清めてくれたり、服を着せ替えてくれたり、
顔の表情をやわらかくしてくれたり。
本当に心を込めてくれてるんだなって思いました。
そんなヘルパーさんを見ていて、
うちのかみさん(看護師です)も
「職場でも、あのヘルパーさんと同じ仕事をするけど、
あんなに丁寧にはできない。
本当はきちんとしてあげたいのに、
やっている余裕も時間もないんだよね」
と感心してました。
みんな立派です。
ありがたかったです。
親父も嬉しかったんじゃないかな。
あれからもう2年半ほどたちました。
で、この『看護の時代 看護が変わる 医療が変わる』。
ぼくのようなへなちょこが言うのもおこがましいけど、
この本をつくった先生たち、ホントに立派です。
看護の時代 看護が変わる 医療が変わる
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日野原 重明 川島 みどり 石飛 幸三
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