2024年8月8日木曜日

『剣客商売十三 波紋』(池波正太郎)読みました。

 
この前に読んだ『ビリー・サマーズ』は上下分冊で、
1巻目がのどが渇き過ぎたときのビールのように
ゴクゴクが止まらなくなる勢いでページをめくり、
こりゃたまらんと、
5つ星評価をつけて2巻目に飛びつきました。

飛びついたのはいいんですが、
あれやこれやの諸事情があり、
長く本に向かっている時間がとれず、
10ページほどを細切れに進む読み方になってしまい、
そのせいもあってか、ビールゴクゴクではなく、
お腹タプタプ時の無理やり水道水みたいな気分で
文章を追っていくありさまになり、

そんなはずじゃなかったのにと思っていたら、
物語の締めくくりで、
前回触れた「小説執筆」の日常解脱性に気づき、
おっ、これはこれで、やっぱいい作品だなと、
しみじみしたのでした。

で、この『剣客商売十三 波紋』。

ベクトルで示すと↑↓↓↑って感じ。
ビリーに似た波形でした。

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